2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

--'--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2008'09.08 (Mon)

生かされている

**********************************************************************

心の糧・きっとよくなる!いい言葉
                      08.9.8  Vol.344
   
**********************************************************************


こんにちは! 作家 中井俊已です。 http://www.t-nakai.com/
このメルマガが、今日もガンバルあなたの「心の糧」となりますように・・。
                            
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

生かされている

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


今日は、生と死に関わる超真面目なお話です。

生と死? ふーん。

いま忙しいなあ・・・

という方は、あとでじっくりお読みください。


では、どうぞ・・・


▼「わたしたちは、なぜ生きなければならないのか……

  という問いを発しがちですが、
  
  生きるとか死ぬとかという人生の一大事の「なぜ」は、
  だれにもわからないものですね。

  それよりもわたしたちは、だれも「生きる」のではなく、
  
  「生かされている」と考えると、
  おのずと生き方も変わってくると思うんですよね。」

                三浦綾子著『永遠のことば』



▼三浦綾子さんは、小説のような人生を歩んだ人です。

 24歳までは熱心な小学校教師でした。
 
 しかし、敗戦によって、それまでの国家のあり方や、
 自らも関わった軍国主義教育に疑問を抱き、退職。

 その直後、肺結核を発病します。

 (以来、脊椎カリエスも併発し、13年間の入院生活)



▼入院中に、幼なじみで同じく結核患者だった前川正氏に再会します。

 が、虚無と自棄に支配されていた彼女は自殺未遂をします。

 前川氏は敬虔なクリスチャンであり、彼女に多大な影響を与えました。

 そのため、彼女も洗礼を受けます。
 
 が、それもつかの間、愛する前川氏が死去します。

 病床でギブスに臥したまま、身動きもできず、
 涙にくれる1年間を過ごします。

 そのとき、こんな歌を詠んでいます。

 「妻の如く想うと吾を抱きしめし君よ帰り来よ天の国より」

 


▼その後、まるで生前の前川氏を思わせるような三浦光世氏が、
 不思議な縁で現れ、互いに惹かれ合うようになります。

 三浦光世氏は、いつ治るともわからない病床の綾子さんに求婚。

 その4年後に綾子さんは退院し、二人は結婚します。

  (以上のことは、三浦綾子著『道ありき』に詳しく書かれています。)



▼その後、雑貨屋の主婦をしながら書いた
 初の小説『氷点』が朝日新聞社の懸賞小説に入選。

 以来、三浦綾子さんは42歳で作家としての活動を
 始めることになります。
  
 その後もパーキンソン病などと闘いながら、
 夫、三浦光世氏との二人三脚の口述筆記で、
 77歳で亡くなるまで執筆を続けていきました。

 数々の素晴らしい文学やエッセーを残し、
 いまも多くの本が国内外で愛読されています。

 (参照 ★三浦綾子記念文学館HP 三浦綾子業績年譜)
    http://www.eolas-net.ne.jp/hokkaido/hyouten/



▼さて、三浦綾子さんの言葉

 「『生かされている』と考えると、
  おのずと生き方も変わってくると思う」
 
 とは、どういうことでしょうか。

 

▼彼女は、若いときは「生きていても意味がない」と思い、
 自ら命を絶とうとしましたが、「生かされてきた」人です。

 24歳で結核が発病してからは、
 脊椎カリエス、パーキンソン病など様々な病気と闘いながら、
 結果的に77歳になるまで「生かされてきた」人です。

 その間に、最愛の恋人を病で亡くし、
 悲嘆に暮れながらも、「生かされてきた」のです。



▼死のうと思っていたのに、生きるように言われた。

 病と闘いながらも、自分のいのちは長らえている。

 自分は生かされている。

 生かされているのなら、自分の人生にも意味があるはずだ。

 彼女は、そう考えてきました。

 生かされている苦しみを
 人一倍受けなければならなかったのですが、
 
 生かされている喜びも
 それ以上に味わってきた人ではないかと思います。


  
▼彼女は生かされている苦しみに、
 価値ある意味を見出せた人でした。

 生かされている喜びを
 失うことのない人でした。

 ゆえに、かつて自分を支配していた虚無感も自棄の心も消えました。

 体は病と闘いながらも、心は平安でした。

 彼女の心の底には、ずっと生かされてきた喜びがあったのです。



▼生かされている喜びを他の人にも伝えたい。

 生かしてくれている人のことをもっと伝えたい。

 これは彼女が雑貨屋の主婦をしていたときからの願いでした。

 彼女はその願いをペンで紙に書くことで実現していくことが、
 自分の使命だと考えるようになったようです。

 彼女の文学を読んで何らかの救いを感じる人は、
 彼女のそんな願いを心のどこかで受けとめているのだと思います。




★ あなたが幸運になれるヒント ★

  苦しくても「生かされている」と考えよう。
      
           きっと生き方が変わってくる。(^.^)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出典:三浦綾子著『永遠のことば』http://tinyurl.com/66s9dw


   三浦綾子著『道ありきー青春編』 http://tinyurl.com/2th3tq

   (これは超オススメ!私はこれまで4回くらい読みました)


永遠のことば永遠のことば
(2001/10)
三浦 綾子

詳細を見る


道ありき―青春編 (新潮文庫)道ありき―青春編 (新潮文庫)
(1980/03)
三浦 綾子

詳細を見る



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

追伸

このメルマガを書いていたとき、長崎の活水大学のある先生から
書籍小包が届きました。

な、なんというタイミング! 驚きました。

というのは、その方は三浦綾子文学研究者なのです。

実は、ほぼ2年前に三浦綾子さんが書かれたことで
1つ質問をさせていただいたことがありました。

が、ほぼ1年半、ご無沙汰したままでしたから、
なおさら驚いたというわけです。


なんと、その小包の中には、

『生きること ゆるすこと 三浦綾子 新文学アルバム』
http://tinyurl.com/6euhn4

が入っていました。


しかも、表紙をめくると、


 愛は寛容にして慈悲あり
            聖書
               三浦光世

と、毛筆で書かれてありました。


それにしても、今このタイミングで、この本が届いたことの
不思議なこと・・・

なぜ、なのでしょうか?


たまたま開いたページに、和服姿の三浦綾子さんの写真と
次の言葉があり、目に止まりました。


●「長い間その人を慰め、励まし、絶望から立ち上がらせる言葉を、
  胸にたくさん蓄えておかねばならない。
  一生涯使っても使い切れぬほどたくさんに。」
                        『忘れえぬ言葉』


ふと天国の三浦綾子さんが応援してくださっているような気がしてきました。


●「わたしたちひとりひとりの命は
  かえがえのないものだ。

  そのかけがえのない命を、
  生かされるままに、

  せいいっぱい生きていく素直さを
  わたしは持ちたいと思っている。」
                      『あさっての風』

生きることゆるすこと―三浦綾子新文学アルバム生きることゆるすこと―三浦綾子新文学アルバム
(2007/06)
三浦綾子記念文学館

詳細を見る

07:00  |  「心の糧・・・」  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。